「神殿」の真実


モルモン教会には「神殿」と呼ばれる特別な建物があり、教会員の中でも、入信してから1年以上を経過し、指導者の面接によって資格ありと認められた「ふさわしい」者だけが「参入」を許されている。

神殿で行われる一連の儀式の中で、ふさわしいとされたモルモン教徒は、神と特別な誓約を交わし、神の国に入るための「合い言葉」や「特別な仕草」を教わる。教会によると、これらの儀式は神から啓示により与えられたものだとしているが、実はフリーメイソンの儀式からの借用である。ジョセフ・スミスは、もともとフリーメイソンの一員だったブリガム・ヤングらの影響を受けてフリーメイソンに加わり、その直後に神殿で行われる儀式をつくり出した

神殿内部で行われている事柄を外部に漏らすことは、教会員にとってはタブーである。しかし、神殿で儀式を受けたことのある教会員ならば、以下のサイトで紹介されているフリーメイソンの仕草が、神殿での儀式と同じであることがわかるはずである。

「るうの部屋−フリーメイソン資料」http://garyo.or.tv/fm.htm

フリーメイソンの起源には諸説があるが、現在では中世の石工組合が起源であるというのが定説となっている。諸説の中には、アダムの時代からその儀式が続いている、あるいはソロモンの神殿でその儀式が行なわれていたという俗説もあり、ジョセフはそれに飛びついて、フリーメイソンの儀式を借用したものと考えられる。

面白いことに、啓示により与えられたはずの儀式であるが、今まで何度か儀式内容の改変が行われている。一番最近の改変は1990年に行われたが、その最も大きな変更は、上述した「合い言葉」や「特別な仕草」を他人に漏らしたら命を奪われてもよい、という誓約を削除したことである。儀式では、命を奪われる方法は、喉をかき切られる仕草(!)などをすることによって表現されていた(上記サイト参照のこと)。世俗化が進み、他の一般キリスト教会のカテゴリーに加わりたいと考えるモルモン教会にとって、そのようなカルト性を帯びた儀式を続けることは好ましくないという判断が下されたものと思われる。しかし、既に行なわれていないとは言え、そのような恐ろしい誓約をさせていたという事実は、モルモン教会の本質は「神の唯一真の教会」などではなく、カルト集団であることを思い起こさせるものである。

ちなみに、私の神殿名「イサク」というのも「合い言葉」の一つであり、教会に言わせれば、一般に公開することは死に値する罪である。モルモン教会が「神の唯一真の教会」などではあり得ないという確信を持っていることを表明する象徴として、あえて公開している。

なお、神殿で行われる儀式の具体的内容などは末日聖徒の神殿に詳しい。英文であれば以下にアクセスしてみるとよい。

Temple Ceremonies
Mormon Temple Ceremonies
The Mormon Temple Endowment Homepage

また、フリーメイソンの儀式については以下のサイトが興味深い。
http://www.gaiaguys.net/masonsigns.htm

関連ページ:
「素顔のモルモン教−ブリガム・ヤングと秘密結社『フリーメーソン』」
「素顔のモルモン教−フリーメーソンとモルモン教」

アナホリ参考過去ログ:「神殿の儀式」の内容


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