「変わらぬ教義」の真実


モルモン教会(末日聖徒イエス・キリスト教会)は、設立以来、教義を変え続けているということは、教会歴史を調べてみるとすぐにわかることである。ヒュー・ニブレイ長老は、「この世のすべての教会のうち、100年間にわたって教義の一部たりとも変更する必要がなかったのは、この教会(モルモン教会)が唯一である」("No Ma'am, That's Not History" by Hugh Nibley)と無邪気に主張している。

多妻結婚黒人への神権授与といった教義が変更されたのは有名であるが、両者はいずれも「新たな啓示」が与えられたからだというのがモルモン教会側の説明である。それらについては別途論じていくつもりだが、単に「啓示の更新」では説明のつかない教義の変更も多く存在する。それらの変更は、単に予言者ジョセフの考えが変わったり、互いに矛盾している彼の発言内容の辻褄合わせが必要であったりしたためなのである。予言者でも人の誤りは犯すこともあるのだ、と教会側が反論するのなら、まだ許せるだろう。しかし、こともあろうに、教会の教義の一貫性を損ねるような予言者の発言や行動については、聖典から部分削除したり、それが記載されている記録の閲覧を禁じ、書物を禁書とするなど、極めて悪質な隠蔽工作を行っているのである。(合わせてモルモン教会による思想統制を参照いただきたい)モルモン教会が本当に神の真の教会であるのなら、なぜそのようなことをしなければならないのだろうか。

モルモン教会の教義は神からの啓示により与えられ、互いに矛盾せず、一貫している、と教会は主張している。しかし実際は、予言者が霊感を受けたとして語る言葉のうち、教義的に矛盾しないもののみを啓示として認めているだけなのである。だから矛盾するわけがないのである。

関連ページ:「素顔のモルモン教−書き換えられた『モルモン経』」


「信仰箇条」の変更 多妻結婚の「教義」 「説教」の改変
ジョセフ・スミスと
「知恵の言葉」
再バプテスマ 教会でのダンスは禁止

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