「信仰箇条」の変更


いくらモルモン教会の教義や方針が変わろうとも、彼らの信仰を簡潔に整理した「信仰箇条」に変更はないだろうと思うかも知れない。しかし「信仰箇条」の第4条には変更が加えられている。

「信仰箇条」第4条の最新版は以下の通りである。

わたしたちは、福音の第一の原則と儀式とは、第一に主イエス・キリストを信じる信仰、第二に悔い改め、第三に罪の赦しのために水に沈めるバプテスマ、第四に聖霊の賜物を授けるための按手であることを信じる。

この変更は、ジョセフ・スミスの死後だいぶ経ってから行われたものである。教会歴史家が「信仰箇条」で神殿活動についてまったく触れていないことに気づき、信仰・悔い改め・バプテスマ・聖霊の賜物といった4つの原則は「福音の第一原則と儀式」に過ぎないと変えたのである。

オリジナルの「信仰箇条」は以下の通りである。第4条は第3条を受けて記載されているので、第3条と第4条を引用する。

第3条:わたしたちは、キリストの贖罪により、全人類は福音の律法と儀式に従うことによって救われ得ると信じる。
第4条:わたしたちは、それらの儀式とは、第一に主イエス・キリストを信じる信仰、第二に悔い改め、第三に罪の赦しのために水に沈めるバプテスマ、第四に聖霊の賜物を授けるための按手であることを信じる。

このように「信仰箇条」を変更しても、依然として神殿という重要な項目が抜けているという問題は解決していない。モルモン教会の教義では、最高の祝福を得るために神殿での儀式が不可欠なのだから、本来、絶対に欠けてはならないはずのものである。

モルモン教会の「神殿」については、別途論じている。モルモン教会の神殿とその儀式は、フリーメーソンに関心を持ったジョセフが彼らを真似て創作したものなのである。

参考文献:"Mormonism - Shadow or Reality?" by Jerald and Sandra Tanner


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