その他の改変工作


教会に与えられた啓示と称するものが収録されているのは、「誡命の書」や「教義と聖約」だけではない。教会所有の新聞「The Evening and Morning Star」紙に掲載された啓示は、「誡命の書」とは完全に一致するが、「教義と聖約」に収録される段階で改変されている。新聞なのだから、一度発行されたら改変されないだろうと誰もが思うが、驚くべきことに、「教義と聖約」で改変された後、「教義と聖約」にある啓示に合わせて、再印刷された「The Evening and Morning Star」紙の啓示も改変されたのである。クラレンス・ホイートンはこう言っている。

さらに悪いことに、1835年にカートランドで発行された「The Evening and Morning Star」紙の最初の14部が再印刷され、掲載されていたあらゆる啓示が改変された。それらはもともと「誡命の書」と一致していた啓示であったが、「教義と聖約」版に一致されるように変えられてしまったのだ。("The Book of Commandments Controversy Reviewed", Independence Mo., 1950, p.67)

「誡命の書」は65章からなるが、「教義と聖約」に収録されている啓示はそれがすべてではない。「教義と聖約」第68章は「誡命の書」に収録されていないが、「The Evening and Morning Star」紙に掲載されていたものであり、やはり「教義と聖約」では改変されている。ホイートンは"The Book of Commandments Controversy Reviewed"の中で、「323語が追加され、21語が削除された」としている。

いったいどれだけの啓示が改変されたのか、すべての啓示の記録が公開されなければ明らかにはならない。もちろん、教会がそのようなことをするわけがない。ある女性が教会歴史事務局に啓示の手書き原稿のマイクロフィルムの写しを求めたが、教会は、そのような原稿はマイクロフィルムに収められたことがないとして拒絶している。

メルビン・J・ピーターソンは、BYUでの論文"A Study of the Nature of and the Significance of the Changes in the Revelations"の中で、「誡命の書」の初版に収録された啓示のうち、703語が替えられ、1656語が追加され、453語が削除されていると指摘している。

参考文献:"Mormonism - Shadow or Reality?" by Jerald and Sandra Tanner


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