モルモン教会の伝道方法


モルモン教会の教義にはさまざまなおかしい点がある。にも関わらず、教会に入信する者が後を絶たない。一体教会は、どのような伝道方法をしているのだろうか、と疑問に思われる方もあるだろう。以下は、実際に教会に足を運び、宣教師から話を聞いた方、A氏の証言によるものである。

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1998年12月21日 18:10頃 東京 某所

教会の周りにはクリスマスデコレーションがされていた。
私と友人の二人で車を降りて近づいていくと、右側の建物の中に日本人らしい青年が本を読んでいた。 コンコンと窓をノックし、その青年を 手招きして外に出てきてもらった。

青年:「こんばんは」
A氏:「こんばんは」
青年:「どうしましたか?」
A氏:「あの、友達がこの教会に通ってるって聞いてなんか今日も来てると言っていたのですが、来てないかな?と思いまして」

一見すると日本人だが、どうも違うらしい。 発音が微妙に違うのである。 名札をつけている。その名札を見ると H (日本人名)長老 と書いてある。 (こんなに若いのに長老?)と思った。

ここでもう一人建物から出てきた。 今まで対応していたH長老という青年は 黒髪に黒い目、身長もそんなに高くないのに対し、 出てきた人は、金髪、高い鼻、高身長 もう欧米人の代表みたいな風貌であった。 名札には K長老 と書いてある。 (この人も若いのになぜ?)

H長老:「なんと言うお友達ですか?」
A氏:「・・です。」
H長老:「男の人ですか?」
A氏:「いえ、女の子です。」
H長老:「・・さんですか。知らないですね。」
A氏:「今日は信者の人とかいないんですか?」
H長老「ええ。今日はいませんね。」
A氏:「その友達がモルモン教は良い教えだって言ってたんですよ。ここに教会ってあるんですか?」
H長老:「ええ、ありますよ。」

どこからか「メサイヤ」が聞こえていた。 何かイベントをやっているのかと思い、

A氏:「何かイベントをやっているのですか?」
H長老:「あっ、今クリスマスの飾り付けが少しですがありますんで見てみますか?」
A氏:「はい。お願いします。」
H長老「では行きましょう。」

H長老とK長老、私と友人は左側の建物の中に 入っていく。歩きながら聞いてみた。

A氏:「H長老さん、失礼ですが国はどちらですか?」
H長老:「アメリカ ユタのソルトレイクです。」
A氏:「ああモルモン教の総本山の・・・」
H長老:「はいそうです!良くご存知ですね。」
A氏:「少し勉強してきたもので。」
K長老:「私はテキサスから来ました。」
A氏:「そうなんですか。日本語お上手ですね。」

教会を見せてもらうはずだが、つれてこられた所はどう見ても体育館である。 奥のほうで卓球をしている人までいる。そのすみに長テーブルをいくつか並べてある上に絵がたくさん置いてあった。

H長老:「キリスト教についてどのくらいご存知なんですか?」
A氏:「いえ全然知らないです。」
K長老:「こちらの方はどうですか?」
友人:「知らないです。」
H長老:「今まで神を感じた事はありますか?」
A氏:「いるとは思いますが、感じた事は無いです。」
H長老:「ではこの絵を使って説明しますね。」
A氏:「あの、モルモン教って戒律がすごく厳しいって聞いてきたんですがどんなものがあるんですか?」
H長老:「とくに戒律っていうのは無いですよ。」
A氏:「でもアルコールとかタバコがダメって聞いたことがあるんですが・・・」
H長老:「あっ良くご存知ですね。でもそれはあなた方の体の事を心配してですよ。」
A氏:「他には無いんですか?」
H長老:「もう無いですよ。」
A氏:「でもこれだけで戒律が厳しいって言われてるのですか?」
H長老:「そうですね。感じ方は人によって違いますし・・・」

K長老が友人を連れて少し離れていった。

A氏:「なんかセックスもダメだって聞いたんですが。」
H長老:「そんな事までご存知なんですか。そうですね。でも他のキリスト教でもダメとされていますよ。」
A氏:「なんか戒律がだんだん増えてきますね。あとはどんな戒律があるのですか?」
H長老:「もう無いですよ。この絵を見てもらえますか?」

と言って男が金版を掘り出している絵を指差した。

A氏:「あっこれ知ってますよ。なんとかスミスという人ですよね?」
H長老:「はい、そうです。どこでそんなに勉強したんですか?」
A氏:「インターネットです。」
H長老:「このジョセフ・スミスという人が・・・」

体育館の奥で卓球をしていた人が出ていく。 H長老のモルモン教のあらましを遮って聞いてみた。

A氏:「すごく下品な話しで申し訳無いんですが、皆さんの活動費とかどうしているのですか?」
H長老:「私達は全部自費ですし、ここの活動はボランティアなんで、そんなにお金は必要無いです。」
A氏:「私がこの教会に通えるかどうか、入る前にきちんと見極めたいので色々知りたいのですが・・・では、信者からは特別お金は取っていないのですね?」
H長老:「そうですね。お金を取るという戒律は無いです。モルモン書というのは見た事ありますか?」

もう話しをそらすのに必死であるように見える。

A氏:「でもこの建物や土地の税金はどこから出てくるのですか? これだけ大きな土地と建物だったら金額も大きいでしょう?」
H長老:「税金?税金とはなんですか?日本語難しいですね。」

今までそれほど不自由無く話していたのに、 急に日本語が判らなくなってきたらしい。

A氏:「TAXですよ。」
H長老:「すいませんチョットワカリマセン。」
A氏:「什分の一という戒律はなにをするものなんですか?」
H長老:「良くご存知ですね。そういうのもあります。」
A氏:「やっぱりお金取ってるんじゃないですか。」

とここで友人と話していたK長老が割り込んできた。

K長老:「英語は話せますか?」
A氏:「いえ全然。」
K長老:「無料英会話教室をやってますので是非来てみてください。」

言いながらチラシに自分の名前とH長老の名前を書いて渡してきた。 これ以上聞いても「日本語ワカリマセン」と言って逃げそうなので やめておこう。

A氏:「あれがモルモン書なんですか?」
K長老:「そうですよ。」
A氏:「もらっていっても良いですか?」
K長老:「はい。どうぞ持っていってください。ここを読んでもらえますか?」
A氏:「でも、もう時間が無いんで、友達と待ち合わせをしていますので。」
K長老:「そうですか。」
A氏:「色々教えて頂いてありがとうございました。」
K長老:「それではさようなら。」

約50分くらいの出来事である。

<以下はA氏の感想>

私は友人がモルモンに改宗するのをきっかけにモルモンについて調べ始めた。私が信用していた友人が改宗しようとしている。そんなに良い教えなのか

しかし、どのホームページを拝見してもモルモンについて良く書いているところは少ない。インターネットでの情報を信用していないわけではないが、まだ未熟なメディアゆえ誤った情報も多いと思い、たまたま教会に行く機会があったので教会員に話しを聞いてみようと思った。

実際自分が話しを聞いた感想だが、まず素直に感じた事は、「嘘をついてでも信者を増やそうとしている」である。インターネットという新しいメディアのおかげで私は幸いにも第三者として冷静に判断ができた。しかし、なんの予備知識もなしにこの話しを聞いていたらどうなっていたのだろうか? たぶん私は騙されていた事であろう。

教会員のする話しは、聖霊だとか父なる神の力がなど、素人にはわからないことが多い。その上、何かにつけて私たちは幸せだと言う。私が聞きたかったのは抽象的なものでもなく、教会員の幸せ話でもない。人に勧めるくらいだから幸せなのはわかりきってる。その幸せの代償はなんなのか? その行為(戒律)にどのような意味があるのか? である。

宗教の戒律は日常生活に密着しているものが多い。そのくらいは知っていた。ということは、今後自分の生活がどの様に変化するかをなんの予備知識も無い内に教えなくて良いのか? 熱いお茶つまり日本茶を飲めなくなる事は 普通の日本人との人間関係を保つ上で不具合が生じないのか?アルコールにしても同様である。

許せないのは、献金をする戒律があるのを隠していた事である。お金を払うという行為は誰にでも大きな判断材料になる。払った代金と同価値の商品(この場合は幸せだが)を与えられるのか?という重要な判断をさせないようにしていた。その判断をさせない様にされた事については、作為的はおろか悪意さえ感じる。なぜわかりやすい判断をさせないのか?

私の友人にも感想を述べてもらおう。私の友人は、本当になんの予備知識も無く教会に行った。その感想はこうである。「良い人達ばかりで楽しそうな所ですね。」この違いはなんなのか? 答えは簡単である。友人は騙されたのだ。このまま良い所だけをたくさん見せつけられ、正しい判断ができなくなった頃に厳しい事を伝える。「これがモルモンのやり方なのか」と感じた。

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モルモン教会の名誉のために述べておくが、現在の教会は、嘘をついてまで伝道するようにという指示はしていないはずである。しかし、改宗者を得ようと熱心なあまり、上記のような伝道方法をとる宣教師もいるということを忘れてはならない。教会のもたらす祝福を教えられ、親密な人間関係もできてしまい、バプテスマ(洗礼:教会に入るための儀式)の日程まで決まってしまった後では、厳しい戒律に耐えられる自信がなくとも、モルモン教会への入信を断ることは難しくなる。「モルモン教会に入る前に知っておくべきこと」と併せて、よく考えていただきたい。

実は、現在のモルモン教会のこのような伝道方法は、かつてのやり方と比べれば、かなり穏やかになったのである。いわゆる1980年代初頭の狂乱のバプテスマ」の時代である。この時代にバプテスマを受け、現在は脱会した元モルモン教会員の証言も、併せてご覧いただきたい。

アナホリ参考過去ログ:モルモン教の魅力無料英会話教室


狂乱のバプテスマ

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