モルモン書の評価


真理であっても真実でないもの

ヤーさん、レスする価値があるとご判断いただいたとは、光栄です。

>あなたが言っている事は、信仰によってしか真実と判断できない事を人間の
>知恵で「証明」しようとしているに過ぎません。

モルモン書が古代アメリカ大陸の民によって書かれたかどうかは、それが歴史的事実であるかどうかということですね。その判断をする方法論として、あなたは、信仰によるべきだとしています。もし真実かどうか、どうしてもわからないことなら、最後の手段として信仰によるというのも知恵のあることでしょう。しかし、人間の知恵でいろいろ検証してみて、明らかに事実でないとわかった場合、信仰による答えとどのように折り合いをつけるのでしょうか?信仰による答えを採るというのなら、それは盲信と呼ばざるを得ません。

百歩譲って言えば、モルモン書には、聖書からの引用(あなたの嫌いな言葉で言えば、「パクリ」)もかなりありますし、よいこともたくさん書かれています。モルモン書を読むことによって、励まされたり、霊的な力を得たと感じる人もいるでしょう。しかし、だからと言ってモルモン書が歴史的に真実だということにはならないでしょう。世の中の古典的な文学作品は、読む人に知恵や勇気、場合によっては信仰や霊的な力すら与えます。しかし、内容はフィクションです。書かれていることは「真実」ではないけれども、そこには「真理」があるということです。

モルモン書に貴重な「真理」が書かれているかどうかは、全く個人の信仰の問題です。それを否定するつもりはありませんし、否定したこともありません。しかし、古代アメリカ大陸の民によって書かれたものではあり得ません。

モルモン教会員の方々は、モルモン書が古代アメリカ大陸の民によって書かれたものでなければ、モルモン書に対する信仰を持てないのですか? ジョセフ・スミスが霊感を受けて自分で書いた、ということではダメなのですか? 私は、モルモン教会がモルモン書をそのようなものとして扱うのなら、モルモン書を批判しません。

アナホリの過去ログにも同じようなことを書いてます(下記URL)。一応、目を通されてから書き込みしていただくとありがたいです。

http://www2s.biglobe.ne.jp/~exmormon/bdlog2/shuukyou.htm

Name : 「聖徒の未知」オーナー HANK@森 Mail : mori-hdk@shonan.ne.jp Time : (99年2月18日<木>18時52分)


モルモン書の評価に変化の兆し

対話に割って入ってすみません。沼野です。

Hank 森 wrote:
モルモン教会員の方々は、モルモン書が古代アメリカ大陸の民によって書かれたものでなけれ
ば、モルモン書に対する信仰を持てないのですか? ジョセフ・スミスが霊感を受けて自分で
書いた、ということではダメなのですか? 私は、モルモン教会がモルモン書をそのようなも
のとして扱うのなら、モルモン書を批判しません。(引用終わり)

今復元教会について読んでいますが、そこではほとんどその見方に転じ始めているようです。そして
少し遅れてユタのldsの方でも、19世紀を反映したジョセフ・スミスの手になるものという見方
が学者の一部の中で出始めています。そして、それを明確に言わないまでも、起源と歴史的な証明を
越えて内容を吟味しようとする動きが出ています。

              沼野 a curious (好奇心の強い、or 不思議な)observer
              and who is very close to 60.




http://www.hikari.com/MF/mormonforum.html

Name : 沼野治郎 Mail : numano@tokuyama-u.ac.jp Time : (99年2月18日<木>19時53分)


沼野さん、貴重な情報ありがとうございます。

>今復元教会について読んでいますが、そこではほとんどその見方に転じ始めているようです。そして
>少し遅れてユタのldsの方でも、19世紀を反映したジョセフ・スミスの手になるものという見方
>が学者の一部の中で出始めています。そして、それを明確に言わないまでも、起源と歴史的な証明を
>越えて内容を吟味しようとする動きが出ています。

貴重な情報ありがとうございます。

沼野さんの情報から実はいろいろな事がわかります。

たとえば、ヤーさんは、進化論は信じない。と断言していますが、
進化論を信じないこととモルモンで在り続ける事はイコールではないと
以前、沼野さんから情報にありました。

つまり、ユタのモルモンでは進化論を受け入れる傾向にあるということです。

同じことが、このモルモン書の真実性にもいえるわけで、
沼野さんの情報によれば、モルモン書を真実な書物ではないが真理のある書物だと受け入れる「個人」モルモンは多数いらっしゃるようです。

では、その事は、現モルモン政権においてはどのように考えられているのでしょうか?
「不信仰。」「容認できない考え。」でしょうか?

実は、現モルモン政権はそんな事は名言しないでしょう。あくまで幹部たち個人の考えとして、
「信仰あるものだったら、神がアダムとイブをつくったのが人類のはじまりだというであろう。」
とか、あるいは、
「モルモン書が古代アメリカ人の残した聖なる記録だ。」
という事をいうだけです。

この事から何がわかるでしょうか。
末日聖徒イエス・キリスト教会が「唯一真の神の教会」っていうのも、
実は、幹部や、指導者各個人の個人的見解にすぎないって事です。
それは真実ではないって事です。
しかし、問題なのは、そのような個人的見解を神の教えだと会員や求道者が「勘違い」することを、現モルモン政権は黙認、あるいは容認していることですね。
それが、結果的に、洗脳や、強制入信のような行動をとる、会員たちを生み出すベースになっているということです。

沼野さんの情報によれば、確かに、モルモンの中にも、モルモン書の真実性を否定し、それはフィクションであるとする人々が出てきたのかもしれません。
しかし、あくまで傍流であり、問題なのは、くり返しますが、傍流であろうとも、その人々が教会に献金したり、奉仕することが、結局は、教会に対して力となり、現モルモン政権を維持する力になっているという事です。
個人の問題が、個人の問題ではなくなっているという事です。

ところで、沼野さん御自身はモルモン書をどのように評価されているのでしょうか?
以前は、名実ともに古代アメリカ人たちの記録だと受け取っていたような節がありましたが?
(実際問題、沼野さんの態度が、周囲の人々に、モルモン書はやはり歴史的書物なのだという誤解を招き、結果的に盲信や、洗脳、強制入信等の温床になっているとは考えないでしょうか?
つまり、沼野さん程の人が教会にいるのだから、モルモンはやはり唯一真の教会なのだという『勘違い』を会員間にまき散らしているという可能性は、お考えにはなられないのでしょうか?とういことです。)

http://www.kis-net.ne.jp/user/yakkun

Name : やっくん Mail : yakkun@kis-net.ne.jp Time : (99年2月18日<木>20時41分)


ありがとうございます。

 沼野さん rote
>モルモン書の評価に変化の兆し
>少し遅れてユタのldsの方でも、19世紀を反映したジョセフ・
>スミスの手になるものという見方

 貴重な情報ありがとうございます。
本来なら(会員としては)モルモン書をよく読むべきなのでしょうが、
最初に一通り読みおえ、教会の歴史の説明を受けた時点で、そんな事も
有るのかと思おうとしましたが、やはり、それまでの世間の垢は拭い難
くそれ以上モルモン書を深く考えようとはしませんでした。それが、約
22年前、以来モルモン書を読まない末日聖徒を通してきました。
聖書などは、結構読めるのですが・・・、悪い教会員だったのでしょう
(^_^;)それでも教会員はやっていける(^_^;)

 あるきっかけで、十分の一を納められなくなり、以来、まことに人間
的な扱いを享受するようになってから、こう言うことが神の教えかい!
と、批判的な態度もありました。でも、自信はなかった。(^_^;)

 教会で受ける扱いについては、組織なら当然だわなぁと思えることで
特に不満はないのですが、この十分の一はどこへ行くのとか、断食献金
の使い方で、本当に教会かい?と思われることを見て、だんだん、疑問
に思うことが多くなっていました。このHPでは、リンクも含めその疑
問が晴れたことが大きな収穫です。また、教会で、青少年を教える責任
に召されましたが、そのことを念頭に、正しい判断を出来るような会員
を育てたいと考えていますがそのうち突然解任になるかも知れません。
(^_^;)そういうところだと思う。教会組織は・・(^_^;)

 そのうち教会八分にされるかも  うさじー


Name : usajii Mail : usajii@ba.mbn.or.jp Time : (99年2月18日<木>21時56分)


傍流ということと私の立場

「モルモン書の評価について新しい兆し」と題した書き込みに
やっくんからコメントがありました。

傍流にしか過ぎない、というのは一般の会員から言えばその通
りですが、識者の間では案外そうでもない、とも言えるかもし
れません。というのは、内容重視という動きはBYUの出版物に
見られるからです。執筆者ももちろん同大の英文学者などを含
んでいます。(ニール・A・ランバート編、「信仰の文学」BYU
宗教センター、1981年)

次に私がモルモン書をどう見ているのか、というご質問ですが、
かなり前から複雑な気持ちで読んでいたように思います。あま
りに明確な形で予言がなされていることに対して不自然に感じ
たことが始まりでした。ニブレーはある記事で、継承の仲立ち
をする者は、何らかの編集の手を加えることがある、とイザヤ
書やエレミヤ書の例をあげていました。ジョセフ・スミスもそ
うしている、という説明でした。

私のような存在があること自体、信者にモルモン書に対する信
頼を固めるのではないか、との指摘ですが、それは恐れ多いこ
とですが、そんな影響を与えているとすれば、昔のHNが果たし
ていた役割に重なり、光栄至極に感じます。もっともそんな力
はありませんし、時間が経過していますから、違う姿を取るこ
とになると予測しています。

広い視野で見れば、聖書やキリスト教も類似した道を辿ってい
るように思います。いわゆる非神話化を経過して今日にいたり、
世俗化(secularization) した現代でもキリスト教が生き残っ
ているわけです。るうさんのように、またブレア首相のように。

              沼野治郎
            
http://www.hikari.com/MF/mormonforum.html

Name : 沼野治郎 Mail : numano@tokuyama-u.ac.jp Time : (99年2月19日<金>20時17分)


沼野さん!お元気ですか?

沼野さん

ぜみなーるモルモンではご協力感謝です。
その後いかがですか?先方からは「なしのつぶて」です。
リラックスして来るなら来いでいくつもりです。

さて、書きこみのことですが・・・
>広い視野で見れば、聖書やキリスト教も類似した道を辿ってい
>るように思います。いわゆる非神話化を経過して今日にいたり、
>世俗化(secularization) した現代でもキリスト教が生き残っ
>ているわけです。るうさんのように、またブレア首相のように。
ちと意味がわかりかねます。
わたしとブレア首相が出てくる経緯が・・・わたしが世俗化してるってのは「当たり」ですが。

http://www3.osk.3web.ne.jp/~hidekio/

Name : るう Mail : hidekio@osk3.3web.ne.jp Time : (99年2月19日<金>21時27分)


ブレア首相に言及した訳

るうさんwrote on Friday
>るうさんのように、またブレア首相のように。
ちと意味がわかりかねます。
わたしとブレア首相が出てくる経緯が・・・わたしが世俗化してるってのは「当たり」です
が。(引用終わり)

ひょっとしたことからタイム誌の記事を読んでいて、ブレア首相が教会に通うキリスト教信者である
ことを知って驚きました、また好感も増しました。きっとカーター大統領とは違う現代的な、言い換
えると非神話化をくぐった後の(術語としての「世俗化」をへた)キリスト者なのであろうと、推測
しています。その意味でるうさんも並ぶと思っているからです。

            

http://www.hikari.com/MF/mormonforum.html

Name : 沼野治郎 Mail : numano@tokuyama-u.ac.jp Time : (99年2月21日<日>19時05分)


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