カバラとジョセフ・スミス


カバラとジョセフ・スミス

じったwrote:
> 「人が完全になるという思想はユダヤ=キリスト教にはない」と書いてありま
>したが、ユダヤには、あるんですけど…。ユダヤの伝承学、「カバラ」による
>と、神は4つの階層に別れた世界を創り、一番上に完全な人(神人)、「アダ
>ム=カドモン」を置き、このアダム=カドモンが個性に別れて下の階層に降
>り、さらに男女に分かれて下に降り、一番下では肉体をまとった。「生命の
>樹」の22のパスを通って10のセフィロトを巡り、一つ一つ上の階層へ上っ
>ていくことにより(肉体、男女、個性に左右されない愛を持つことで)、神人
>アダム=カドモンと同化し、完全体となる。というのが、カバラなんですけど
>ねぇ。

人が将来、神になるという教義は、カバラからアイデアを得たジョセフ・スミスが考案したと思われます。この件について、ランス・S・オーエンスという人の論文が、「Dialogue: A Journal of Mormon Thought, Vol. 27, No. 3, Fall 1994, pp.117-194」掲載されています。難解な論文なのですが、そこにある情報を解釈すると、

1.カバラは中世ユダヤ教文化として発展し、フリーメイソンにも影響を与えている。
2.教会設立前、オカルトや魔術に凝っていたジョセフ・スミスは、カバラの知識のある人物(複数)と接触し、知識を得ていた。(当時、カバラはオカルトや魔術の同義語として使われていた)
3.1841年、アレクサンダー・ネイバウア(Alexander Neibaur)というヨーロッパ系ユダヤ人でカバラに造詣の深い人物がモルモン教会に入信し、ジョセフ・スミスと極めて親密となったことから、カバラの知識がジョセフに伝えられた。
4.人が神になるという教義は1844年4月7日の「キング・フォレット説教」で示されたものであり、カバラの知識を得てその教義を考案したことは、時間軸的に矛盾はない。
5.さらに、アブラハム書、モーセ書、霊感訳聖書についても、カバラ(及びユダヤ教の奥義)の知識を得て創作されたと考えると、納得がいく。

やはり、モルモンの教義は、ジョセフ・スミスの完全オリジナルではなく、アイデア源があったということですね。高橋先生も、まだここまでは調べがついていなかったのでしょう。

http://www2s.biglobe.ne.jp/~exmormon/claims/profile.htm

Name : 「聖徒の未知」オーナー HANK@森 Mail : mori-hdk@shonan.ne.jp Time : (99年1月28日<木>08時56分)


Re: カバラとジョセフ・スミス

森オーナーは1/28標題の件について書きました。

帰って私もダイアログ誌を見てみました。するとありました。それに
ざっと目を通して赤線など数カ所に引いていました。4ページ強の書
評のページですね。Owens が評している、"The Refiner's Fire: The Making of Mormon Cosmology" は時折、題名を目にしたことがある書物でした。この書評にHarold Bloom の名やC.G.Jung の名が、出てきて
この"Refiner's Fire"なる書物も読むべき書物に加えなければならない、と感じました。モルモ二ズムやジョセフ・スミスの再評価が行われていることを示しています。

           所属機関の異動のためlds関係の書籍
           (英文)20冊以上を残していかなけれ
           ばならない 一研究者  

http://www.hikari.com/MF/mormonforum.html

Name : 沼野治郎 Mail : numano@tokuyama-u.ac.jp Time : (99年1月29日<金>19時44分)


提案です!

なんか「かバラ」とかの話が出てますが・・・
この啓示板の趣旨とは外れるような気がします。ユダヤ神秘主義を持ち出して
高尚っぽい議論にしたい気持ちはわからなくもないですが、この「カバラ」は
ずーと後世の物であり、所詮はまじないのレベルであるのです。
ここでカバラを論じても意味はないと思います。
どこか他のMLででもされては如何でしょうか?
http://www3.osk.3web.ne.jp/~hidekio/

Name : るう Mail : hidekio@osk3.3web.ne.jp Time : (99年1月30日<土>03時43分)


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