続ラモーナイ王とその父

さて、アルマ書のアンモンの活躍の場をもっと切り刻みます。
19章でラモーナイ王が祈っている途中で喜びのあまり気絶してしまい、それにつられて王の回りの皆が一斉に気を失うのです。そこで、全く唐突になんの脈路もなくエービシという女がでてくるのです。彼女だけは気絶せずにすみ、この出来事を人々に知らせようとするのです。

「この機会に彼らの中に起こったことを知らせてこの有様を見せれば、人々は神の力を信じるようになるだろうと思ったのでエービシは家から家へと走り回って、人々にそのことを知らせた」(アルマ19:17)

気を失って人が倒れている姿をみれば神様を信じるようになるだろうという発想自体が理解できませんが、それは置いといて(こうして置いておかないと進まない事が多すぎますね)王や王妃や僕が倒れているという宮殿の内部から、エービシは誰にも咎められずに単身出かけて、家を一軒一軒回って民衆を王の宮殿の内部に連れてくるのです。 一体どんな規模の王国なのでしょうか?
また、王が宮殿の玄関口で倒れていたのならともかく、少なくとも宮殿入り口には常識で考えて警護兵がいるはずです。そこまでまきこんで気を失ったとは思えないのです。無許可で王妃の召使女が出ていったり、民衆がぞろぞろ宮殿奥に入れるはずはないのです。
おまけにどえらい事にこの民衆の中に不穏分子が剣をもったまままぎれこんでいるのです。

「そしてその中に、アンモンの剣によって兄弟を殺された者がいた。その男はアンモンのことを非常に怒っていたので、剣を抜くと前に進み出て・・・」(19:22)

帯刀して宮殿に入ることなどよほどの身分でないと許されない事です。こんなことが王国の宮殿で起きることなどありえないのです。ここまでくるともう物語りの形態さえもなしていません。
また、ラモーナイ王はアンモンを連れて自分の馬と馬車でミドーナイなる地に向かうのです。その道中でばったり父王に会うのです。
父王は「全治を治める王」(20:8)だったのです。そこで、ニーファイ人であるアンモンはまたしても危機に瀕するのです。

「剣でアンモンを殺すようにラモーナイに命じた」(20:14)

それをラモーナイが拒否すると父王自身が剣を取って切り殺そうとします。もちろんアンモンは多くの敵に囲まれた中その腕だけを切り落とす手練の使い手です。父王はあっという間に剣を打ち落とされてしまいます。その剣を奪ったアンモンは剣を振り上げ王を脅す事に成功します。
さて、ここでもとんでもがありますね。
そうです。全治の王が供や護衛の者を連れずにひとりでのこのこ旅をしていると言う事です。ましてや大事な宴席に無断で欠席した王の元にいくともなれば色んな状況を予測するはずです。父王に対する謀反・国内に反乱の勃発・敵ニーファイ人の侵攻など。
モルモン書もインチキはインチキなりに、もうすこしリアリティを含んだ読み物として仕上げて欲しかったですね。
歴代のモルモンの大管長は予言者として啓示を受けれるようですので、頑張って新しい啓示基づいて書きなおしをして欲しいものです。

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