北アメリカの鉱物資源


鉱物資源についても、ジョセフ・スミスはでたらめを書きまくっています。見てみましょう。

わたしは民に、建物を建てることを教え、また非常に豊富にあった木材や鉄や銅、また真鍮や鋼や金や銀や貴重なあらがねなど、あらゆる材料で物を造り出すことを教えた。」(第2ニーファイ5:15)

この記事はニーファイたちがアメリカ大陸にやって来てようやく、人口が増え始めた頃の記事です。
モルモン擁護学者たちははリーハイ一行は北アメリカ東部にやって来たと主張しています。
ところが、北アメリカ東部では記事の様なあらゆる材料を手に入れる事は不可能だったのです。
それは北米におけるこれら鉱物の産出地を見てみれば明らかです。
その前に、基本的な事として、真鍮と鋼は合金で加工されたものですから、材木・鉄・金・銀と並べることはおかしいでしょう。真鍮と言う合金が当時存在しなかったことは別項で述べていますので、ご覧下さい。同じく鋼も当時存在しなかったことは既に何度も指摘され、モルモン書の致命的ミスとなっている事は有名です。
では、アメリカでの鉱物産出のことに戻ります。以下のようになっています。

 

 

アメリカの銅の90%はニューメキシコで産出。のこりはアメリカ 西部ロッキー山脈と大盆地から産出している。北東アメリカでは産出しない。

 

 

もっとも多くはメキシコ。合衆国ではネバダが最大産地。ユタ・アリゾナ・コロラドなどでも産出するが非常に豊富と言えるかどうか。まして、北東アメリカではほとんど銀はない。

 

 

とても少ない産出量。カリフォルニア・アラスカ・カナダの一部しか北アメリカでは産出しない。カリフォルニアの金が発見されたのはご存知の通り1800年代。

 

 

五大湖の周辺。アラバマでもいくらか産出する。

以上から考えると、あらゆる材料が豊かな場所を北東アメリカに推定することはできません。もちろん、ニーファイがそれぞれの鉱山に多数人員を派遣し、現代アメリカ並みの流通網を整備し、鉄道や高速道路、航路を駆使してあるものは西部から、あるものはカナダから、あるものは中南米から輸送していたと言うなら話は別です。
ジョセフ・スミスという人物は歴史的な視点というものが全く欠如していたようですね。ちょっと考えれば出来るはずもないミスを繰り返しています。創作としてもモルモン書はお粗末の極みだと言えます。

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