ジョセフが翻訳した言葉は?

高価なる真珠「ジョセフスミスの著」にモルモン書翻訳までの経緯が述べられています。
そのなかで、マーティン・ハリスが金版から写し取った文字をニューヨークのチャールス・アントン教授に見せるという一幕があります。 そこでアントン教授はこう言うのです。

「この翻訳は正確である、エジプト語から翻訳されたものの中、これより正確なものをまだ見ないほどである」
(ジョセフ・スミスの著2章65節)

これは大変眉唾物です。「アブラハムの書はエジプトの死者の書である」の冒頭にも書きましたが、この時点でまだヒエログリフを読解する事はだれも出来なかったのです。れっきとした学者であれば、このような断言をするはずはないのです。 また、まだ翻訳されていない文字をハリスが同教授に見せると同教授は

「これらはエジプト語、カルデア語、アッシリア語およびアラビア語などで、またその文字も本当の文字である」
(同箇所)

と言ったと言うのです。 ここで、ジョセフ・スミスはまたも致命的なミスをしているのです。 まず、 アラビア語はリーハイ一行のエルサレム脱出時にはまだ出来ていないのです。 また、他の言語に関してもカルデア語・アッシリア語は同系で楔形文字で、エジプトのヒエログリフとは全く異質です。 これらの文字を混ぜて文書を書くと言う事はありえないのです。 第一、モルモン書の最初でニーファイは金版は「ユダヤ人の学問とエジプトの言葉」(第一ニーファイ1章2節)でなっていると明言しています。そこに他の言語が混ざっているとは言っていないのです。

この件に関してはアントン教授自身が否定の声明を出しています。(英文
モルモン教は当事者本人がはっきりと否定している内容でも、証言として聖典に留めているのです。

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