リアホナと羅針盤

 さて、モルモン書には羅針盤(compass)が登場します。
モルモン書ではこれをリアホナと呼んでいます。
 

 「そこで、父が朝起きて天幕の入り口へ出て行ったところ、非常に驚いたことに、地の上に入念な造りの丸い球が一つあった。それは純良な真鍮でできていて、その球の内部には二本の指針があり、その一本は、わたしたちが荒れ野で進むべき方向を指していた」(1ニーファイ16:10)

この箇所はリアホナの登場の場面ですが、アルマ書にはリアホナがどんなものだったか説明があります。

 「さて、わが子よ、わたしは先祖が球、すなわち指示器と呼んだものについて少々話しておかなければならない。先祖はこれをリアホナと呼んだ。それは、羅針盤という意味である。主が用意してくださったのである。見よ、これほど入念に細工のできる人はあり得ない。それは、先祖に荒れ野の中で旅をする進路を教えるために用意されたものであった」(アルマ37:38〜39)
英文(And now, my son, I have somewhat to say concerning the thing which our fathers call a ball, or director--or our fathers called it Liahona, which is, being interpreted, a compass; and the Lord prepared it.) 

ここで、はっきりとリアホナが羅針盤(compass)であると述べられています。つまり、ネイティブアメリカンは方位磁石を使用していた。あるいは少なくとも知っていたと言うことになります。もちろんこれは歴史的事実に反します。
また、文章としておかしな点があります。アルマ書の箇所は、アルマが息子ヒラマンに送った手紙なのですが、いきなり「リアホナとは羅針盤という意味だ」と言われてもヒラマンにはちんぷんかんぷんだったでしょう。羅針盤というものが周囲にはないのですから、説明にはなりません、手紙を読んだヒラマンは返って混乱してしまったでしょう。
モルモン書には常識はずれな記事で一杯なのです。 

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